きものマガジン・ひととき

Magazine

梅春に着たい、紅色の着物。

  • コーディネート
  • |
  • 2022/02/01

    まだ寒さが身に沁みる、2月。
    この時期にこそ着てみたい、紅色着物コーディネートをご紹介します。

    季節を感じる装い―

    2月になりましたね。
    この数年はコロナ禍ということでお出かけが制限されたり、やりたいことが出来なかったり…と気を遣うことも多い日々。
    せめて装いだけでも明るくしてみては?!ということで、季節を感じる装いをご提案したいと思います。

    短い、短い…「梅春」。

    さくら…は、とても華やかな印象で日本の風情を代表する印象がありますが、今は「梅春」。
    桜が咲く、ほんの一瞬前…
    まさにこの2月から咲きはじめる梅の花。

     

     

    古くは「梅が咲くころ」が『春の始まり』でした。
    今回はこの「梅春」に装いたい、『紅色の着物』をご紹介します。

    紅色の着物

    コーディネート①

     
     
     
    この投稿をInstagramで見る

    Shiho Murakami??(@smrkm.kimono)がシェアした投稿

     

    程よく濃い紅色の着物。
    なんと柄は…モダンな音符柄!
    こちらの着物は、着物業界の重鎮・渋谷 幸子(しぶや ゆきこ)先生の着物だそうです。

    着物にあわせた帯は、モノトーンの花柄。
    そして半襟も帯にあわせたブラックで。
    着物の色にあわせた帯締め(三分紐)がポイントになっていますね

    なんと草履も紅色で。(写真3枚目)
    紅×ブラックが効いた、シックな装いです。

     

    コーディネート②

     
     
     
    この投稿をInstagramで見る

    Shiho Murakami??(@smrkm.kimono)がシェアした投稿

     

    コーディネート①の帯、半襟違いのコーディネートです。

    半襟が白になると顔周りが明るくなり、雰囲気が変わりますね!
    そして帯はペイズリー柄。
    茶というか緑というか…とにかく、紅色の着物はエキゾチックな色合いも◎

    帯締め(三分紐)2本づかいの上級者コーディネートです。

     

    コーディネート③

     
     
     
    この投稿をInstagramで見る

    Licca Tanaka(@licca_tanaka)がシェアした投稿

     

    こちらは紅色濃淡の着物。

    白襟にシルバーの帯でスッキリとした印象の着こなしに。
    縦ナナメに紅色の濃淡でボカシが入った着物は、冬目から見ても立体感があります。

    濃い紅色に抵抗がある場合は、このようなボカシが入ったものを選んでみてはいかがでしょう。


     兎にも角にも、着物は全体のコーディネートで完成します。

    着物だけ、帯だけに拘らず、「着こなし」をテーマに箪笥をあけて、着物・帯・小物類をあわせて、着物ライフを楽しんでいただければと思います。

     

    最後までお読みいただきありがとうございました✿

     

     


    ― スタッフInstagram 更新中♪ ―

     

    関連ブログ:

    梅春に着たい、紅色の着物。

    Learn more

    色とコーディネートを楽しむ~色無地~

    Learn more

    ✿11月イベント情報✿

    Learn more

    一足先に秋のオシャレ~準備編~

    Learn more